二十四節気

芒種(ぼうしゅ)

七十二候

腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)

6月10日頃から6月15日頃まで

24節気で、芒種になります。イネ科植物の果実を包む穎(えい)、つまり籾殻にとげのような突起がある芒(のぎ)を持った稲等の穀物の種をまく時期を言います。稲作で、最も大事な」季節です。
 
腐草為蛍とは、「腐れたる草、蛍となる」という意味で、腐った様に湿った草から、成虫となった蛍がふわりと飛び立つ様子を示しています。
本格的な梅雨の季節となり湿った蒸し暑い空気のなか、夕日が沈んだほの暗い夜の空に、柔らかい幻想的な光を放ちながら、蛍が乱舞しています。日が沈み、涼しい風が一瞬吹くような、風景です。
昼には、昼顔が咲き、草木が力強く成長していく季節です。
 
 
【瀧澤 特別純米】
穏やかに澄んだ吟醸香からしばらくすると口中に広がる、甘味のあるふんわりとしたふくらみ。きれいな酒質でキレの良いお酒です。お酒だけでも旨味を感じますが、味の濃い料理とあわせることで旨さ倍増です。
 
【あなご】
あなごは、ウナギ目アナゴ科に属する魚類の総称で、うなぎによく似た細長い体型の海水魚です。
日本であなごといえば、浅い海の砂泥底に生息し食用に多く漁獲されるマアナゴを指しています。
あなごの食べ方としては、蒲焼、白焼き、煮物、卵とじ、天ぷら等、どれをとっても美味しくいただけます。
栄養としては、たんぱく質、エネルギーの他、ナトリウム、カリウム、リン、レチノール、ナイアシン等を豊富に含みます。
あなごは、よく、うなぎと比較されますが、たんぱく質が多く脂質が少ないため、うなぎに比べるとあっさりしている印象です。
江戸前では、非常に定番の食材です。

穴子のフリットアスパラガス添え
レストラン膳

穴子のフリットアスパラガス添えのレシピ  
 
材料(2人分)
穴子(開いたもの)2尾
アスパラガス2本
薄力粉 50g
塩 適量
バルサミコ酢 適量
グレープシードオイル 適量
       
1.穴子は下処理をし、よくぬめりを取り、洗って水気をふく。皮目を上にして塩を軽く振り、半分に切って巻く。
2.アスパラガスは、下1/3の皮をむき、3等分に切る。
3.衣を作り、塩をし穴子にころもをつけ170度の油で揚げる。
4.器に盛って、バルサミコ酢とグレープシードオイルをかける。