二十四節気

大寒(だいかん)

七十二候

款冬華  (ふきのはなさく)

1月20日頃から1月24日頃まで

寒さがさらに厳しくなり、1年中で最も寒い時季です。寒の内の間に汲んだ水はカビの原因となる空気中の雑菌が少なく腐らないとされており長期保存に向いているとされ、酒も寒仕込みをします。また大寒に産まれた卵のことを「大寒卵」といい、子どもが食べると体が丈夫になり、大人が食べると金運が上がるとされ、縁起が良いものといわれています。
 
款冬華はふきのはなさくと読み、厳しい寒さの中、蕗の薹(ふきのとう)がそっと顔をだし始める時期となります。雪がまだ残る地面からぽつんぽつんと顔を出す蕗の花は、春の訪れの象徴です。蕗の薹を天ぷらにしたり、刻んで味噌と和えた蕗味噌をいただくと春がそこまできていることを実感します。
 
【ふきのとう】
フキノトウはキク科フキ属の多年草で日本原産の山菜で全国の山野に自生しています。ふきのとうはつぼみの部分にあたります。フキノトウは春先にいっせいに芽を吹き出します。自生している天然物は、雪が解け始める頃に出てきます。
 
【純米酒むろか】
搾ったそのままを濾過せずビン詰め。新酒らしい荒々しさやフレッシュ感で爽やかな味わい、豊かなコクと香り、冬にしか味わえない、本物の旨さをお楽しみください。
 

きぬかつぎふき味噌
レストラン膳

きぬかつぎふき味噌のレシピ
 
材料(2人分)
きぬかつぎ   4個                                                           
ふきのとう   700g                                                                 
味噌      60g
砂糖      100g
酒       適量
 
1.蕗の薹はよく洗って、水切り。手で適当にちぎる。
2.蕗の薹を油で炒める、味噌、砂糖、酒を入れて味付けします。
3.きぬかつぎを茹でて、蕗味噌をつけて出来上がり。