二十四節気

霜降(そうこう)

七十二候

楓蔦黄  (もみじつたきばむ)

11月1日頃から11月6日頃まで

霜降は、露が冷気によって霜となって降り始めるころ。楓や蔦が紅葉し始めるころ。この日から立冬までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼びます。秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったことを実感します。初霜の知らせが聞かれるのも大体この頃で、山は紅葉で彩られます。
 
楓蔦黄は、文字通り「もみじや蔦が黄葉する」といった意です。春の桜前線が南から北へ北上するのとは逆に、紅葉前線は、北から南へ日本列島をさまざまな色で染め上げていきます。気温や紫外線など自然条件によって、おなじ赤でも、黄色でも、多彩な表情を魅せる紅葉。葉の一枚一枚の微妙に異なる豊かな色合いは、いくら見てもあきない美しさで人の心を魅了します。
 
【蕪】
カブはアブラナの一種で、チンゲンサイや白菜、菜の花、キャベツなどの仲間にあたります。日本では古くから親しまれてきた野菜の一つで、全国各地にわたり沢山の品種が栽培されてきました。また、その呼び名も様々あり、一般的に知られているものでは「かぶら」や「かぶな」などがあります。かぶな、すずなはともに冬の季語で、その白さを降雪に関連づけた詩歌が見られます。 カブの葉はスズナとして、春の七草にも数えられていて、現代でも葉が付いた状態で販売されている事が多い。根の部分の栄養素はビタミンCに富み鉄分・リン・カルシウムを含んでいます。カロリーは少なく、ジアスターゼを多く含み消化を助ける効能も有ります。葉にはカロテン、ビタミンC、食物繊維が豊富に含まれている。アブラナ科に共通する苦味や辛味はあるが、カブはなかでも甘味が強く、寒い時期ほど甘味は強まります。
 
【瀧澤 特別純米】
米本来の味わいを堪能できる純米酒。なかでも「特別」とつくこのカテゴリーは、精米歩合60%以下で、これは「味わいがより洗練され、吟醸酒のような風味が感じられる」手間暇かけてこだわりを持って造られたお酒です。
 

菊蕪の鶏そぼろあん
レストラン膳

菊蕪の鶏そぼろあん
 
材料(4人分)
蕪   中2個    
鶏挽き肉  80g
    
出汁    200cc
酒     大さじ1    
みりん   大さじ1
薄口醤油    大さじ1       
片栗粉  適量
 
1.蕪は普通に皮を剥いて、葉と茎は3cm前後に切る。
2.鍋に出汁と醤油以外の調味料を入れ、鶏のひき肉を入れ煮立ったらアクをとる。
3.蕪と葉、茎を入れて落し蓋をして煮る。
4.一度火を止め、冷まして味をなじませる。
5.再度温めて、とろみが付くように片栗粉を入れ出来上がり。