二十四節気

小満(しょうまん)

七十二候

麦秋至(ばくしゅういたる)

5月31日頃から6月4日頃まで

24節気で、小満になります。草も木も生い茂り、天地に満ちる季節。
 
麦秋至とは、「麦の秋を迎える」という意味で、俳句の季語にもなっていますね。入梅前のこの時期、畑が黄金色に輝いています。せっかく乾燥した麦の穂が雨に濡れないよう、天気が崩れないか心配な日が続きます。
みかんの白い花が咲き、じゅんさいが旬をむかえ、バジルがよい香りを漂わせて、初夏の日差しが目にまぶしく感じます。
暑さをいっとき忘れるような食が、食卓をにぎわせます。
 
 
【祝い酒に秀峰喜久盛八年秘蔵酒】
美山錦を原料米に40%まで磨き、軟水の依田川伏流水を使用して仕込んだ秀峰喜久盛を、一升瓶一本一本に詰めて8年ねかせた秘蔵酒です。
酒のまろやかさが増し個性が強くなるために、料理の味にも強さを求めます。
 
旬を迎えて脂が載り切ったあじを、八年秘蔵酒で味わってください。
 
 
【あじ】
あじは、とても栄養バランスの良い魚です。たんぱく質、脂肪、ビタミンB群、カルシウムやミネラルなどすべての栄養素がバランスよく含まれています。
あじは、いわゆる「青魚」といわれる魚ですが、青魚とは、食用魚のうちイワシ類・サバ類・サンマなどの「背の青い魚」の総称です。日本近海で豊富に取れる、身近な魚ともいえます。
また、DHAやEPがを豊富に含まれており、血液中の生活習慣病の原因となるコレステロールや中性脂肪を減らし、血液を浄化しサラサラにする働きがあります。また、ガン細胞の増殖を抑える働きもあると言われています。
サプリメントが流行っている昨今ですが、さばは、幾種類のサプリメントを摂取するに匹敵する、栄養を蓄えていますね。
とても、元気が出る食材です。

あじのなめろう冷奴
レストラン膳

あじのなめろう冷奴のレシピ  
あじ               1尾    
しょうが(みじん切り) 適量
あさつき(みじん切り) 適量     
みそ         大さじ1/2     
醤油      小さじ1         
 
1.あじは頭、わたを取って三枚におろし、皮をむいて小骨を取っておく。  
2.しょうが、ねぎ、味噌、醤油、と一緒に包丁でたたいて細かく刻む。
3.豆腐にのせて出来上がり。