二十四節気

小雪(しょうせつ)

七十二候

橘始黄  (たちばなはじめてきばむ)

12月2日頃から12月6日頃まで

雪の便りが届く頃ですが、まだ本格的な冬の訪れではありません。雪といってもさほど多くないことから、小雪といわれたものだそうです。日毎に冷たい風が吹き、冬らしさがそこかしこに漂い、冬支度をはじめたい頃となります。そろそろ感謝の気持ちを贈るお歳暮の準備をする時期でもあります。
 
橘始黄橘(たちばなはじめてきばむ)とは、橘の実が黄色く色づく頃です。橘とは、古代日本では柑橘類の総称で、文献にみられるさまざまな「橘」は、いろいろなミカン類を合わせてこう呼んでいたと考えられます。
学名のタチバナはミカン科ミカン属の常緑小高木で柑橘類の一種である。別名はヤマトタチバナ、ニッポンタチバナ。日本に古くから野生していた日本固有のカンキツで、本州の和歌山県、三重県、山口県、四国、九州の海岸に近い山地にまれに自生しています。
橘は、冬でも青々とした常緑の葉を繁らせ、黄金に輝く実をつけるところからも、繁栄と長寿の象徴になったようです。
 
【甘鯛】
アマダイ(甘鯛、尼鯛)は、タイの仲間ではなく、スズキの仲間で、アマダイ科になります。日本近海で五種が発見されこのうちアカアマダイ、シロアマダイ、キアマダイの3種が重要な食用種となっています。アマダイは古くから高級魚として扱われており、京都では「グジ」と呼び、懐石料理などで珍重されてきました。身は白身で、脂肪分が少なく淡白、肉質が柔らかく、ひと塩したものはその名の通り甘みがあり非常に美味しいです。中でもシロアマダイが一番美味しく、次はアカアマダイ、キアマダイの順に美味しいと言われています。
 
【秀峰喜久盛 純米吟醸酒】
厳寒期、吟醸造りに徹した純米酒の一品です。落ち着いた香りと吹きたてのご飯の味わいが特徴のお酒です。
 

甘鯛の塩焼き
レストラン膳

甘鯛の塩焼きのレシピ
 
材料(2人分)
甘鯛      1尾
大根おろし   適量
すだち     1個
 
塩                           少々
 
1.甘鯛を三枚におろします。
2.甘鯛に飾り包丁を入れて、塩をします。
3.丸めて竹串で止めて、焼きます。