二十四節気
秋分(しゅうぶん)
七十二候
蟄虫坏戸 (むしかくれてとをふさぐ)
9月28日頃から10月2日頃まで
24節気で、秋分になります。春分と同様に、秋分では太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。太陽が極楽浄土があるという真西に沈むことから、亡くなった人をしのぶ日とされています。秋分の前後3日間ずつと合わせて7日間が秋の彼岸です。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、この日を境に寒さが増していきます。秋分のころは日本本土はまた台風来襲の多い時期にあたります。
蟄虫坏戸は、虫たちが冬ごもりの支度をはじめる時季です。『蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)』で這い出てきた啓蟄の虫たちが、また土にもぐって戸を閉める、という意味です。蟄虫(すごもりむし)とは、土の中で冬ごもりをする昆虫だけではなく、爬虫類、両生類も含みます。
【戻り鰹】
日本の太平洋沿岸に生息するカツオは、夏に黒潮と親潮とがぶつかる三陸海岸沖辺りまで北上し、秋に親潮の勢力が強くなると南下してきます。夏の到来を告げるその年初めてのカツオの水揚げを「初鰹(はつがつお)」と呼び、江戸時代より珍重されています。脂が乗っていないためさっぱりとして味わいです。南下するカツオは「戻り鰹」と呼ばれ、低い海水温の影響で脂が乗っており、北上時とは異なる食味となります。戻り鰹の時期も港によってずれますが、一般的には秋の味として受け入れられています。
【吟風一閃】
「秀峰喜久盛 吟風 一閃 」は、大吟醸酒と同様に、香り高く軽快でなめらかなタイプのお酒です。華やかで透明感のある果実の香りと、軽快でさわやかな味を持つお酒です。
お造り
レストラン膳
かつおのたたき(鰹の焼き霜作り)のレシピ
材料
鰹 1さく
わけぎ 適量
みょうが 1個
大葉 3枚
にんにく 適量
しょうが 適量
ポン酢醤油 50cc
濃口醤油 25cc
かつおだし 適量
1.鰹の皮の少し上に串を刺して、コンロの火で炙ります。
2.焼色がついたら、もう一面も焼いて氷水に入れ粗熱をとります。
3.薬味をトッピングして、調味料を混ぜてかけて出来上がり。