二十四節気

大雪(たいせつ)

七十二候

鱖魚群  (さけのうおむらがる)

12月17日頃から12月21日頃まで

山岳部だけでなく、平野にも降雪があり本格的な冬の到来が目に見えてわかる時節ということから大雪といわれたのでしょう。鰤などの冬の魚の漁が盛んになり、熊が冬眠に入り、南天の実が赤く色付き、雪が激しく降り始めるころ。
 
鱖魚群と書いて、さけのうおむらがるといいます。鮭が群れをなして川を上っていく頃をいいます。サケの子が日本の沿岸から外洋を泳ぎ、オホーツク海、ベーリング海、アラスカ湾を経て、また日本の生まれた川に戻ってくる回遊について諸説あるのですが、決定的な定説はありません。沿岸域に達したサケが母川を探せるのは、おそらく子どもの頃の川の匂いを覚えていて、それを思い出すためであろうということはわかってきました。
 
【うなぎ】
土用の丑の日や夏バテ予防に食べられるウナギですが、実は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期が旬となります。マリアナ諸島沖で産卵孵化したウナギの稚魚が黒潮にのって北上、晩秋から冬にかけて日本列島に流れ着き河川や、干潟などで何年か暮らして、また川を下り、はるか南方を目差します。この「しらすうなぎ」をとり、人口的に養殖したものが現在市場に出回っているウナギのほとんど総てです。栄養学的に見ても豊富なタンパク質、ビタミンAをはじめ、ビタミンB1、B2、D、E、さらにはカルシウム、鉄分と体に必要な栄養素が豊富に含まれている優秀な食品です。不飽和脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含んでいることも判明し、脂っこいイメージとは裏腹に、非常に体に良い食材といえます。
 
【黒耀 特別純米酒】
天然セラミック黒耀石の岩盤で濾過された黒耀の水を仕込み水として使用。絹のように滑らかでさわやか、喉越しの冴えは珠玉の味。砂糖やみりんを使った味付けの料理や、でんぷん質の多いお料理とお試しください。
 

うなぎ飯
レストラン膳

うなぎ飯のレシピ
 
材料(2人分)
鰻の蒲焼き   1パック
うなぎのタレ  適量
和乃醇     適量
山椒      適量
 
1.鍋に水と酒を鰻がひたひたになるくらい半々で入れます。
2.沸騰して5分くらい似たら、キッチンペーパーで水分をとります。
3.グリルで焼き直して完成です。見違えるほどふっくらとした鰻に変身です。