二十四節気

冬至(とうじ)

七十二候

雪下出麦  (ゆきわたりてむぎのびる)

1月1日頃から1月4日頃まで

北半球では太陽の南中高度が最も低く、一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなります。冬至にはかぼちゃを食べて柚子湯に入る習慣があります。冬至にかぼちゃを食べるのには、脳卒中や風邪を引かないとか金運を祈願する意味があるようです。冬至の読みは「とうじ」。というわけで、湯につかって病を治す「湯治(とうじ)」にかけています。更に「柚(ゆず)」も「融通(ゆうずう)が利(き)きますように」という願いが込められているそうです。
 
「雪下麦出」で、”せっかむぎをいだす”とも”ゆきわたりてむぎいずる”とも言います。覆われた雪の下で、麦が芽を出す頃です。秋に蒔いた麦の種が、雪が積もった下でも、芽をだし、春の息吹に備えている様子を表しています。
 
【ぶり】
「ブリ」については、江戸時代の本草学者である貝原益軒が「脂多き魚なり、脂の上を略する」と語っており、「アブラ」が「ブラ」へ、さらに転訛し「ブリ」となったという説もあるそうです。漢字「鰤」は「『師走』(12月)に脂が乗って旨くなる魚だからという説も。いわれは諸説ありますが正月には欠かせない重要な食用魚で、各地の文化や産業に深く関わっています。旬は産卵期前で脂が乗る冬とされ、この時期のブリを特に「寒ブリ」と呼びます。
 
【秀峰喜久盛 純米吟醸酒】
厳寒期、吟醸造りに徹した純米酒の一品です。落ち着いた香りと吹きたてのご飯の味わいが特徴のお酒です。
 
 

ブリ大根
レストラン膳

ブリ大根のレシピ
 
材料(4人分)
ぶりのあら   適量
大根      1/2本
酒       400cc
濃口醤油    200cc
味醂      200cc
砂糖      適量
水       800cc
 
1.大根は皮をむき厚目のいちょう切りにし、米のとぎ汁で、くしがスーとささるまで下茹でザルにあけます。
2.ぶりのあらに熱湯をかけ,水でぬめりや血あいを綺麗に洗い流します
3.鍋に材料を入れ、沸騰させてアクをとります。
4.酒、味醂、をいれ、しばらく煮たら醤油を入れ、砂糖を加えます。
5.木の芽等で鮮やかに。